ちょっと昔の話。

なんだかみなさんが地元ネタで盛り上がっているので
わたしもわたしなりに豊田の地元ネタみたいなこと書きたいと思います。

わたしはもともと岐阜っ子で、豊田（近辺）に住むようになって6年目くらい。
就職でこちらにやってきたわけですが
一番最初に豊田に来たのは、3月ごろ。
ぽかぽか陽気の中、
母と車で迷子になりながら、契約したアパートを探していました。

どうやってそこまでたどりついたかはまったく記憶にございませんが、
今からして思えば一番最初にたどり着いたのは豊田の駅周辺。
田舎者のわたしたちは「ずいぶん栄えた町だこと！」と興奮していました。
ここからはじまるニューライフ…！！
なんて喜んでおりました。
でも、とりあえず、ここは探している住所ではないことはわかっていましたので
通りすがりのおじさんに道を尋ねました。
どうやらここからそう近くもないようです。

おじさんに言われたとおりに走っていたら、
だんだん建物がなくなってきました。
緑がやけにきれいです。
えらく田舎の雰囲気です。
でもきっと迷子だかなんだかで行きすぎちゃっただけだと思ったんです。

そこでまた道を尋ねました。
今度は歩いている人がひとっこひとりいなかったので
近くのアパートまで聞きに行きました。
後にわかることですが、
そこは中京大学の学生さんが住んでいるアパートだったようです。
どうやら曲がっちゃいけないところで曲がってしまったようです。
来た道を少し戻りまた豊田の駅方面を背に走り出します。

そしてなんとか到着。
そこは浄水町。
いまでこそ住宅が立ち並び、スーパーができ、病院が建とうとしていますが
6年前は、
そのアパートと、
パン屋さんと、
コンビニと、
牛小屋と、
鳥小屋しかありませんでした。

岐阜より田舎だ…
何もない…

車なしではこの町で生きていけない。
豊田一日目にして気付いた私なのでした。